公開シンポジウム(予定)

1.主旨

社会的知能発生学研究会は,人間やロボットの知能の原理に迫ることを目的として,身体と環境との物理的相互作用や社会的相互作用,進化の役割などを探求しています.具体的には,認知科学,発達心理,脳科学,複雑系など,人や動物のような複雑なシステムの原理を探求する学問からヒントを得ながら,ロボットやシミュレーションなどを用いた構成論的・計算論的アプローチに基づいた議論を展開しています. 本シンポジウムはこのような研究会活動の一端を多くの皆様に知っていただくために開催するもので,粘菌や昆虫等の社会的知能に加え,アニメ「攻殻機動隊」に登場するロボット「タチコマ」の知能に関する議論にも触れながら,学際的な議論を展開します.また,学際的な社会的知能の研究のために,本研究会が構想・開発したシミュレーションプラットフォームSIGVerseの一般公開も行います.

2.日程

  • 日程:2010年3月24日(水)
  • 時間:12:30開場,13:00開始~17:30
  • 場所:学術総合センター2階 中会議場 http://www.nii.ac.jp/access/
  • 参加費:無料 (登録の必要はございません.直接会場にお越し下さい)
  • 主催: 社会的知能発生学研究会,国立情報学研究所

3.プログラム

  • 12:30 開場
  • 13:00~13:10 開会挨拶
  • 13:10~13:55 講演1 清水正宏(東北大・助教)
                「粘菌とロボットをつなぐモノ」
  • 13:55~14:40 招待講演 青沼仁志(北海道大学・准教授)
                「コオロギの社会適応行動の構成論的研究」
  • 14:40~15:00 休憩
  • 15:00~15:45 講演2 櫻井圭記(プロダクションI.G・脚本家)
                「人間かロボットか、それが問題だ!(あるいは問題ではないかだ!)」
  • 15:45~16:30 講演3 稲邑哲也(国立情報学研究所・准教授)
                「社会的知能発生学シミュレータ:SIGVerse」
  • 16:30~17:15 パネルディスカッション
                司会 瀬名秀明(作家)
                パネラー:清水正宏,青沼仁志,櫻井圭記,稲邑哲也
  • 17:15~17:30 閉会の挨拶

※閉会の後,希望者に社会的知能発生学シミュレータSIGVerse の配布を行います

4.お問い合わせ先

SIGVerse


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Last-modified: 2010-03-14 (Sun) 11:14:24 (5147d)