SIGVerse v3はUnityを利用しており、Windowsで動作します。
ここでは、SIGVerse v3に必要な設定について説明します。
またROSを使用したサンプルはこちらのページにて説明します。
システム要件 †
Unityを使用しますが、OSはWindows 10 64bitで動作確認を行っております。
その他のシステム要件は基本的にUnityのシステム要件に準拠してください。
環境構築 †
Unityのインストール †
SIGVerseの開発環境となるUnityをインストールします。
- ダウンロードページへ行き、[Unity 2018.3.13]→ダウンロード(Win)からUnityエディタのインストーラをダウンロードします。
(Unity Hubからのインストールも便利です)
- インストーラを実行し、手順に従ってインストールを進めます。
- 次に Unityを起動し、Unityアカウントを作成後、サインインします。
以上で、Unityを利用した開発が可能になります。
SIGVerse v3のUnityプロジェクトのダウンロード †
- こちらからGitリポジトリをダウンロードします。
- 「Clone or download」→「Download ZIP」でzipをダウンロードし、任意の場所に展開してください。
Gitを利用されている方は、Windows環境の任意の場所にリポジトリをCloneしてください。
Unityプロジェクトの開き方 †
- Unityを起動し、「OPEN」をクリックします。
- フォルダの選択画面が表示されるので、前項でダウンロードしたプロジェクトを選択し(「sigverse_unity_project」→「SIGVerseProject」)、
「フォルダーの選択」ボタンをクリックします。
サンプルプログラムの実行 †
Unityシーンの開き方 †
Unityのサンプルシーンは基本的に以下の操作で実行します。
- UnityでSIGVerseプロジェクトを開きます。
- [Project]タブの[Assets/SIGVerse/SampleScenes/xxxxx/yyyyy(.unity)]をダブルクリックしてシーンを開きます。
- Unity画面の上部中央にある再生ボタンをクリックしてシーンを再生します。
キャラクター視点で歩行するサンプルシーンの実行 †
起動手順 †
こちらを参考に[Assets/SIGVerse/SampleScenes/SampleHouse/SampleHouse(.unity)]シーンを開始します。
実行 †
画面上で十字キー操作を行うとキャラクター視点でキャラクターが移動します。
キャラクター動作の記録・再生を行うサンプルシーンの実行(テキストファイル使用) †
本シーンでは、キャラクター及び幾つかのオブジェクトの動きをテキストファイルへ記録・再生することができます。
起動手順 †
こちらを参考に[Assets/SIGVerse/SampleScenes/Playbacker/Playbacker(.unity)]シーンを開始します。
テキストファイルへの記録 †
- PlaybackerメニューのModeで[Text Recorder]を選択します。
- [Output File]など、幾つかの設定を行います。
- [Start]ボタンを押下すると、テキストファイルへの記録を開始します。
- キャラクターを十字キーで操作します。
- [Stop]ボタンを押下すると、テキストファイルへの記録を終了します。
テキストファイルからの再生 †
- PlaybackerメニューのModeで[Text Player]を選択します。
- [Input File]で、前述の記録手順で設定したファイルパスを設定します。
- [Start]ボタンを押下すると、再生を開始します。
- [Stop]ボタンを押下するか、記録時間を経過すると、再生を終了します。
キャラクター動作の記録・再生を行うサンプルシーンの実行(MySQL使用) †
本シーンでは、キャラクター及び幾つかのオブジェクトの動きをMySQLへ記録・再生することができます。
MySQL使用設定 †
MySQLを使用する場合、最初に幾つかの手順が必要です。
まずMySQL Serverを構築します。詳細は省きますが、概要は次の通りです。
- MySQL Serverをインストールします。バージョンは[8.0.15]で動作確認済みです。
MySQL関連はこちらからダウンロードできます。
またMySQL Workbenchもインストールすると便利です。
- "sigverse"という名前のSchema(データベース)を作成します。
- "sigverse"に対して更新権限を持つMySQLユーザを作成します。
- "sigverse"の下に"playbacker_motion_data"というテーブルを作成します。
テーブル作成スクリプトは次の通りです。
CREATE TABLE `playbacker_motion_data` (
`recording_id` int(11) NOT NULL,
`elapsed_time` int(11) NOT NULL,
`data_type` int(11) NOT NULL,
`motion_data` text NOT NULL,
PRIMARY KEY (`elapsed_time`,`data_type`,`recording_id`)
) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARSET=utf8;
またSIGVerse設定画面でMySQLを使用するよう設定します。
- Unityエディタの[SIGVerse]-[SIGVerse Settings]をクリックして、SIGVerse設定画面を開きます。
- [Define symbols Settings]の[Use MySQL]にチェックを入れます。
UnityエディタのConsoleタブでエラーが発生しますので、Unityエディタにライブラリを追加します。
- Connector/NETのダウンロードサイトにアクセスします。
- [Select Operating System:]は[.NET & Mono]を選択してzipファイルをダウンロードします。バージョンは[8.0.15]で動作確認済みです。
- zip解凍後の"v4.5.2"フォルダの中にあるMySql.Data.dll と Google.Protobuf.dll を、Unityエディタの[Project]タブの[Assets/Plugins]の下にドラッグ&ドロップで配備します。
Unityエディタのエラーが消えていることを確認します。
起動手順 †
こちらを参考に[Assets/SIGVerse/SampleScenes/Playbacker/Playbacker(.unity)]シーンを開始します。
MySQLへの記録 †
- PlaybackerメニューのModeで[Database Recorder]を選択します。
- [Unique ID]やデータベース接続情報など、幾つかの設定を行います。
- [Start]ボタンを押下すると、MySQLへの記録を開始します。
- キャラクターを十字キーで操作します。
- [Stop]ボタンを押下すると、MySQLへの記録を終了します。
MySQLからの再生 †
- PlaybackerメニューのModeで[Database Player]を選択します。
- 上記の記録手順で設定したデータベース接続設定や[Unique ID]と同じ設定を行います。
- [Start]ボタンを押下すると、再生を開始します。
- [Stop]ボタンを押下するか、記録時間を経過すると、再生を終了します。
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