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ここではサービスプロバイダを使ったサンプルを紹介します。
※ビューワーによるSSH接続を利用している場合はバージョン2.0.1,2.0.3ではサービスプロバイダ機能には対応しておりません。以下で説明するCygwinでのポートフォワーディングの設定を行ってください。
SIGVerseではさまざまな情報をサービスとしてコントローラに提供します。 ビューワーもその一つです。
#ref(): File not found: "service_1.PNG" at page "サービスプロバイダの使用方法"
ビューワーはカメラ画像のデータなどをコントローラに提供します。ビューワーの他にも例えばKinectをサービスとして利用することもできます。 ユーザーがオリジナルのサービスを作成することもできます。
ここではエンティティに設置されたカメラ画像からオレンジを認識するサンプルを紹介します。
まずコントローラを作成します。
$ cd .. $ emacs WatchOrange.cpp
WatchOrange.cpp
これはオレンジを見つけたら手を挙げるサンプルです。
30行目のconnectToServiceでサービスに接続します。
1番目の引数でビューワーからサーバに接続するときに入力したサービス名を指定します。2番目の引数はコントローラとサービスプロバイダが接続する際にサーバ側で使用するポート番号を指定します。このサンプルでは9005番を使います。
ポート番号は空いている番号であれば何番でも構わないという場合(ポートフォワーディングの必要がない場合)は2番目の引数を省略することもできます。その場合空いているポート番号をランダムに取得します。)
48行目のdetectEntitiesで視野内にあるエンティティを検出します。
1番目の引数で検出したエンティティ名を取得することができます。 2番目の引数では検出に使用するカメラのID番号を指定します。省略した場合はデフォルトで1となります。
Makefileの変数OBJSにWatchOrange.soを追加してコンパイルします。
このサンプルではポート番号9005番を新しく使用します。SSH接続を利用している場合は追加でポートフォワーディングの設定が必要になります。SSHでログインするときに以下のように入力してログインします。
$ ssh hoge@socio.iir.nii.ac.jp -L 9001:localhost:9001 -L 9005:localhost:9005
次に世界ファイルを作成します。前ページのリビングルームとほぼ同じものを使用します。
$ cd .. $ emacs xml/WatchOrange.xml
WatchOrange.xml
それでは実行してみましょう。
$ ./sigserver.sh -w WatchOrange.xml -p 9001
#ref(): File not found: "watch_6.PNG" at page "サービスプロバイダの使用方法"
前回同様メッセージを送信するとロボットが回転し、オレンジを見つけたら手を挙げます。