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※このチュートリアルは2.1.0以降対応です。
ここではキネクトとヘッドマウントディスプレイを使ってエージェントを操作するサンプルを紹介します。 前ページのキネクトによるエージェントの操作?の設定は完了しているものとします。
このサンプルはヘッドマウントディスプレイだけでも動作します。 ヘッドマウントディスプレイはVuzix Wrap 1200という機種を使用します。他の機種には対応しておりません。
まずHMDが正常に使える環境を構築します。
こちらのページからVuzix VR Managerをダウンロード、インストールします。
次にHMDのキャリブレーションを行います。 まずHMDをPCに接続した状態でVR Managerを立ち上げます。
以下のようなウィンドウが立ち上がります。 HMDの動きに合わせて真ん中のYaw, Pitch, Rollの値が変動しているのを確認してみてください。
確認したらHMDを平らな机の上に水平において "Reset Gyros"のボタンを押します。 別ウィンドウが立ち上がるのでNextボタンを押してHMDを動かさずに初期化が終わるのを待ちます。 終了したら"Finish"ボタンを押してウィンドウを閉じます。
次に"Begin Calibration"のボタンを押してキャリブレーションを開始します。 様々な方向にHMDを回転させます。いくら回転しても右のYaw, Pitch, Roll のバロメータが動かなくなったら"Lock Calibration"のボタンを押してキャリブレーションを終了させます。
次にHMDサービスをSIGViewerに登録します。 まず以下のページからSIGHMD_<version>.zipをダウンロードします。
zipファイルを展開するとファイルSIGHMD.sigがあります。SIGViewerを起動して キネクトのときと同様にSIGHMD.sigをSIGViewerのサービスに追加します。
展開したフォルダはどこに置いても構いません。
以下のサンプルをサーバ側でダウンロードします。
展開します。
$ tar xzvf HMD_KINECT_<version>.tar.gz
展開したディレクトリの中には以下のファイルがあります。
展開したディレクトリに移動します。
$ cd HMD_KINECT_<version>/
コンパイルします。
$ make
HMD_KINECT.soファイルが作成されていればコンパイル成功です。
SIGVerseを実行します。
$ sigserver.sh -w ./HMD_KINECT.xml
サーバを起動したらクライアント側でビューワーを起動してサーバに接続します。 KINECTとHMDがPCに接続している状態でそれぞれサービスを起動します。
サービスが起動したらSTART"ボタンを押してシミュレーションを開始します。
HMDの動きに合わせてエージェントの首が回転したら成功です。