Tutorial?
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※バージョン2.1.0以降で正常に動作します。
まず、SIGVerseサーバに接続するためにsshクライアントの環境を構築します。
このチュートリアルではCygwin(もしくは他のsshクライアント)を使ってSIGVerseサーバにログインできる環境を前提とします。 SIGVerseはサーバとクライアント(SIGViewer)の間でデータの送受信を行います。ファイアーウォールによってポートがブロックされている環境ではSIGVerseのデータ通信を行うことができません。そのためここではポートフォワーディングという技術を用いて接続する方法について紹介します。ポートフォワーディングとはSSHで使用するポート(22)によるトンネリングを利用して通信する技術です。自作のサーバ環境を構築して、firewallによるポートブロックがない環境の方はこのページは飛ばしてください。
※ポートフォワーディングの設定は次のページSIGViewerによるSSH接続?でビューワーから行うこともできます。
やり方は簡単です。SSHによるログイン時に-Lオプションを使ってポートフォワーディングするポート番号を指定します。設定方法は以下のようになります。
-L [クライアントで使用するポート番号]:localhost:[サーバで使用するポート番号]
クライアント側と、サーバ側で使用するポート番号を指定します。これらの番号は空いているポート番号でしたら何番でも構いません。混乱を避けるため:localhost:ではさんだ2つのポート番号を同じ番号にすることをお勧めします。
真ん中のlocalhostはポートフォワーディングを行う中継サーバのホスト名です。
SIGVerse APIの一部(detectEntities、captureView、distanceSensorなど)を使用するときにはポートを2つ以上を使用します。その場合は-Lオプションを追加して同時に2つポートフォワーディングします。サービスプロバイダで使用されるポート番号はメインで使用するポート+1です。このとき必ずクライアント側、サーバ側のポート番号を同じにします。
それでは以下のやり方でサーバに接続してみてください。
$ ssh hoge@<hostname> -L 9001:localhost:9001 -L 9002:localhost:9002
この例ではポート番号9001番と9002番をポートフォワーディングしました。9002番はサービスプロバイダ用です。
指定した2つのポート番号は連続した数字であれば何番でも構いません。 9000番以上で他のユーザーや他のアプリケーションと重複しにくい番号をお勧めします。
通常通りログインできればSIGVerseによるSSH通信のための準備は完了です。 ポートフォワーディングが成功しているかどうかはテスト実行で確認することができます。
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