Up:Tutorial? Previous:物体を持つ動作? Next: ロボット・ダイナミクス(単純モデル)
ここではBVH形式のモーションデータをSIGVerseで読み込むサンプルを紹介します。
まずSIGVerseがインストールされたディレクトリに移動します。
$ cd ~/sigverse-<version>/bin
次にsoicoまたはsocio2サーバの以下のディレクトリからサンプルコードを取得し、展開します。
↓こちらからも取得できます。
$ cp /home/SIGVerse/samples/readBVH.tar.gz . $ tar zxvf readBVH.tar.gz $ cd readBVH
このパッケージの中には以下のファイルが含まれています。
それでは早速コンパイルをしてみましょう。
$ make
BVHController.soが作成されたらコンパイルは成功です。
次にbvhファイル読み込み用のサンプル形状モデルをパスが通ったshapeディレクトリに置きます。
$ cp bvh_man.x3d ../../share/sigverse/data/shape/
次に世界ファイルとエージェント設定ファイルをxmlディレクトリに置きます。
$ cp BVHWorld.xml ../xml/ $ cp Man-bvh.xml ../xml/ (※コピー先 ../../share/sigverse/data/xml/)
読み込ませたいbvhファイルを取得してカレントディレクトリ(~/sigverse-<version>/bin/readBVH)に置きます。本ページのサンプルではPV STUDIOから取得したbvhのサンプルデータAction_Kick_bvh.bvhを読み込ませます。
次に読み込ませたいbvhのファイル名を世界ファイルに記述します。
$ cd .. $ emacs xml/BVHWorld.xml
BVHWorld.xml
↓
bvhファイルはSIGVerseを実行するディレクトリからのパスを指定します。
BVHWorld.xml
これで準備は整いました。それでは実行してみましょう。
$ ./sigserver.sh -p 9001 -w BVHWorld.xml
SIGViewerでサーバに接続するとエージェントが手を広げて立っているのが見えます。 Sendボタンを押してシミュレーションを開始するとbvhファイルの読み込みが開始され、エージェントが動き始めます。
エージェントがキックします。
bvh読み込みサンプルモデル(bvh_man.x3d)で定義された関節名は以下のようになっています。すべての関節がローカル座標系におけるx,y,z軸を中心に回転するように定義されています。
Up:Tutorial? Previous:物体を持つ動作? Next: ロボット・ダイナミクス(単純モデル)