Up:Tutorial?    Previous:眼球運動?    

キネクトによるエージェントの操作

キネクトを使ってSIGVerseの人間エージェントの体の動きを操作する方法を紹介します。

※すでにOpenNIがクライアントpcにインストールされていて、サンプルコードNiUserTrackerが動作可能であることを前提条件とします。

OpenNI動作確認バージョン

クライアント側の準備

キネクトにより骨格を抽出するサンプルプログラムを利用し、関節の回転データ(クオータニオン)を計算し、SIGVerseサーバにデータを送信します。

ダウンロード

まず、以下のバイナリファイルをダウロードします。

fileSIGNiUserTracker.exe

※ソースコードの場合はこちら

fileSIGNiUserTracker.zip

インストール

ダウンロードしたバイナリファイルをOpenNIサンプルの実行ファイルがあるフォルダに移動します。デフォルトでは以下のフォルダです。

C:\Program Files (x86)\OpenNI\Samples\Bin\Debug

この状態でクライアントpcにキネクトを接続しておけば準備完了です。

サーバ側の準備

サーバ側で関節データを受信し、コントローラで関節を回転させます。

コントローラ

まずコントローラを作成します。

$ cd ~/sigverse-<version>/bin/NewWorld
$ emacs kinectAgent.cpp

kinectController.cpp

次にMakefileを修正してコンパイルします。 (※動作手順省略)

世界ファイルの作成

次に世界ファイルを作成します。

$ cd ..
$ emacs xml/kinectWorld.xml

kinectWorld.xml

人間のみが登場するシンプルな世界ファイルです。キネクトで操作できるエージェントは人間エージェントのみです。

実行

それでは実行してみましょう。

SIGVerse起動

まずシグバースサーバを起動します。

$ ./sigserver.sh -p 9001 -w xml/kinectWorld.xml

次にSIGViewerで起動したサーバに接続します。接続すると人間が立っているのが見えます。"Send"ボタンを押しシミュレーションを開始します。

関節データの送信

次にダウンロードしてOpneNIサンプルの実行ファイルフォルダの中に入れたSIGNiUserTrackerをダブルクリックして実行します。 すると以下のようなコンソール画面が立ち上がります。

SIGNi_1.JPG

接続するSIGVerseサーバのホスト名、ポート番号、操作するエージェント名の順に入力していきます。

SIGNi_2.JPG

深度画像が表示されたらキネクトの前で以下のようなポーズをとると骨格が検出され、人間エージェントを操作することができるようになります。

SIGNi_4.png

ソースコードのコンパイル


Front page   New List of pages Search Recent changes   Help   RSS of recent changes